中国の未来 2014 5 3

 私は、2010年と2011年に、
中国が「北朝鮮化」するか「先進国化」するか、
分水嶺にあると書きました。
 結局、中国は、「北朝鮮化」する方向に向かっています。
もう先進国化することはないでしょう。
 おそらく、中国は、北朝鮮のように、
先軍政治を行い、情報統制を強化していくでしょう。
中国の未来は、北朝鮮です。
 もちろん、例外はあります。
中国の伝統的な手法である「革命」によって、
一気に先進国化する可能性もあります。
 革命によって国が滅び、革命によって国が興る。
それが中国4000年の歴史です。

中国の未来 2011 8 21
 私は、昨年(2010年)、
中国が「北朝鮮化」するか「先進国化」するか、
分水嶺にあると書きました。
 中国は、戦後の日本を徹底的に研究していると聞きましたので、
中国が「北朝鮮化」するか「日本化」するか、
それが問題であると言ってよいでしょう。
 第二次世界大戦後、多数党を認めながらも、
自民党の長期にわたる単独政権下で、
驚異的な経済発展を遂げた日本。
その日本の成功を中国は研究したと思います。
 しかし、中国は、北朝鮮のような「先軍政治」になっていくでしょう。
それは、中国共産党指導部が弱体化したからです。
 驚異的な貧富の格差。
これはアメリカを超えています。
 もし、毛沢東が現代の中国に生まれていたら、
間違いなく「共産主義革命」を起こすほどのレベルになっています。
 その上、庶民の生活を苦しめているインフレ。
さらに、日本にまで伝わってくる共産党幹部クラスの腐敗。
 こうして人心が中国共産党から離れ、
やがて、どこへ行くのか。
 このような情勢では、中国の政治指導者は、
北朝鮮のような「先軍政治」という政策を取らざるを得ないでしょう。
 さて、北朝鮮は国力がないから海外に膨張することはできませんでした。
しかし、中国は、巨大な国力があるから、海外に膨張するでしょう。
かつての「元帝国(モンゴル帝国)」のように。
この時は、中国の国境は、中東から東欧まで拡大しました。
 こうすることでしか、人民の不満をそらし、
中国共産党の支配を合理化する方法はありません。
 もちろん、人民解放軍も一枚岩ではありません。
政治指導者の力が弱ければ、軍区同士の「戦争」も起きるでしょう。
軍区の司令官が、中国統一という野望を抱いても不思議はないでしょう。
司令官に政治的な才能があれば、そういうことが可能です。
 こうしたことを書くと驚く人も多いと思いますが、
それが、中国4000年の歴史だったのです。
革命によって国が滅び、革命によって国が興る。
それが中国の歴史です。






























































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